11月16日（木）・17日（金）、椙山女学園高等学校にて、高校3年生の選択科目「食物」履修者79名を対象に、「発酵調味料」を学ぶ授業を初開催しました。
創業350年を超え、醤油・味噌・清酒をはじめ日本の伝統発酵食品の企画・製造・販売を柱とした企業である盛田株式会社に、ユネスコ無形文化遺産に登録されている和食の味作りに深く関わる日本の伝統的な発酵調味料（味噌、醤油、みりん、清酒）の種類や特性について理解を深める特別授業を行っていただきました。今回お越しいただいた講師2名は、椙山女学園大学生活科学部管理栄養学科の卒業生で、盛田株式会社で商品開発を担当しています。
授業では、発酵食品の種類、愛知県は醸造業が盛んなこと（味噌・醤油・みりんの全国生産ランキング3位）、醤油・味噌・みりん・お酒の調理効果などの説明がありました。その中で、醤油の味の違いを知るため、「たまり醤油」、「濃口醤油」、「白醤油」の3種類の醤油を口にして、種類を当てる体験も行い、醤油の種類によって色、味や香りが全く違うことを実感できたようです。
最後に、生徒から「商品開発で大切にしていることは何か。」という質問があり、開発している商品は家庭で毎日食べるものなので、飽きないような味作りを心掛け、安心・安全を第一に検査や試食にも留意しているとお話しいただきました。
生徒たちは、日本独自の発酵調味料や、食品メーカーで働く卒業生の仕事内容など、様々なことを学ぶきっかけになったようです。