椙山女学園大学 食育推進センター

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2020-11-27

椙山女学園高校で管理栄養学科公衆栄養学研究室による「ロコモティブシンドローム」の特別授業を実施

 10月12日(月)・13日(火)、11月16日(月)・17日(火)に、及川佐枝子食育推進センター員(管理栄養学科講師)と管理栄養学科公衆栄養学研究室の学生が、椙山女学園高校3年生の選択科目「食物」で、特別授業を行いました。
これは、若い女性にもみられるロコモティブシンドローム(運動器症候群)の予防に役立ててもらうことを目的に、ロコモ度の測定と講義を合わせた授業として平成28年度から継続して行っています。
 ロコモ度の測定では、食習慣を含めた生活習慣調査や7つのロコチェック、ロコモ25などのアンケートに加えて、立ち上がりテスト、2ステップテスト、体脂肪率や筋肉量、骨密度などの体組成も測定しました。
 その測定結果を踏まえ、まず研究室の学生が「若年女性におけるロコモティブシンドローム予防のための食生活・運動改善」と題した講義を実施。若年時は最大骨量を獲得しておくべき重要な時期とし、今から規則正しい生活とバランスの良い食事、適度な運動をすることがロコモティブシンドローム予防になると説明し、具体的な対策を紹介しました。
 続いて、及川センター員が「食生活と健康」をテーマに、生活習慣病やメタボリックシンドロームに加え、若い女性の「やせ」に潜む問題についても説明。若い女性の「やせ」や無理なダイエットは、鉄欠乏や貧血、拒食症や過食症、骨粗鬆症を招く恐れがあるだけでなく、低体重児の出生という胎児への影響もあることから、「将来のために今から生活習慣を見直してほしい」と呼びかけました。

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