2019-10-03
8月29日(木)から9月19日(木)までの4回にわたり、本学教育学部棟において千種生涯学習センターとの共催講座を開催しました。この講座は「世界の文化と食」をテーマに、取り上げた国の文化と食についての講義の後、その国の料理を作るという、講義と調理実習を合わせたユニークなスタイルです。3回目を迎えた今年度は「アメリカ」「ドイツ」編として実施しました。
アメリカ編の講義では、アメリカ研究が専門の国際コミュニケーション学部の塚田守教授が「アメリカの多様性を知ろう!」をテーマに、自身がフィールド調査を行っているカルフォルニアに焦点をあてながら、地域、人種民族による格差、民主主義を求める不平等社会であるアメリカの今について説明しました。アメリカ編の調理実習では、生活科学部の加賀谷みえ子教授の指導のもと、多民族が共存するアメリカの融合料理として、「サッコタッシュチャウダー」「サンフランシスコ風チキンブリットー」「レモネードウィズキウイフルーツ」の3品を調理しました。
続くドイツ編の講義では、ドイツ出身で本学非常勤講師のマーセル・アイカマン氏が、ドイツは伝統や歴史を大切にする風習により古い建物を残すため、おとぎ話にでてくるような美しいお城や大聖堂、古い街並みが多いことを写真を用いて紹介。また、ドイツ発祥の偉大な発明品や独自の教育・職業訓練システム、食事にあまり時間を費やさない食文化について幅広く触れました。ドイツ編の調理実習では、主食であるじゃがいもやソーセージを使った「シュワルツワルド風ポテトスープ」「ドイツ東南部のフリカデレ」「キャベツときゅうりの2種類のサラダ」を調理し、ドイツパンとともに、ドイツの食の世界を楽しみました。