2011-06-21
6月18日(土)、椙山女学園食育推進センターでは、第22回椙山フォーラム「子どもたちの食育」を開催し、250名の方々にご参加いただきました。
阿部啓子東京大学名誉教授による特別講演では、食べ物の「おいしさ」を切り口に食育の必要性について紹介していただきました。味覚はある時期までにきちんと教育しないと成長しないため、子どものころから『食事は楽しい』という感覚を育て、多彩な食品の味を経験させることが必要であることを説かれました。
実践例紹介では、研究者の立場から、赤松利恵お茶の水女子大学准教授は、子どもたちに望ましい食習慣を形成させるには、「○○するといいんだ」というだけではなく、「それだったらできそう」と思える教育をすることが必要であることを強調。事例として食育紙芝居による指導法を紹介していただきました。続いて、栄養教諭の立場から、石川桂子瀬戸市立西陵小学校教諭は、これまで西陵小学校において取り組まれてきた食育の授業や学校給食、家庭・地域との連携の事例について報告していただきました。その後の総合討論では、会場との質疑応答が行われ、大盛況のうちにフォーラムは終了しました。
今後も、食育推進センターでは、引き続き食育をテーマとした講演会等を行う予定ですので、皆さま是非ご参加ください。
なお、今回の講演会は、社団法人全国栄養士養成施設協会様からのご共催、東海農政局、愛知県、愛知県教育委員会、名古屋市、名古屋市教育委員会、社団法人愛知県栄養士会の各団体様からのご後援、味の素株式会社、大塚製薬株式会社、花王株式会社、カゴメ株式会社、名古屋ヤクルト販売株式会社の各社様からのご協賛をいただきました。この場を借りて御礼申し上げます。