8月24日（木）から9月14日（木）までの4回にわたり、本学教育学部棟において千種生涯学習センターとの共催講座を開催しました。この講座は「世界の文化と食」をテーマに「ハンガリー」と「韓国」について、文化と食についての講義の後、その国の料理を作るという、講義と調理実習を合わせたユニークなスタイルです。
　第1回目は、ハンガリー出身で生活科学部のニラシュ・アグネス助教が「ハンガリーの文化や建築を知ろう！」をテーマに、ハンガリーの気候風土のほか、歴史・建築・温泉・刺繍・ワインなどついて、美しい街並みや景観の写真とともに幅広く紹介しました。第2回目は生活科学部の加賀谷みえ子准教授の指導のもと、初回に講義を担当したニラシュ家のレシピである「パプリカチキン」「パローツレベジュ（スープ）」を調理実習で再現しました。第3回目は、長年韓国の調査・研究をしている文化情報学部の樋口謙一郎准教授から、儒教が根付いている韓国の文化・ことばや、宮廷料理からB級グルメの食文化についても歴史的背景を踏まえながら紹介しました。最後の調理実習では「キムパプ（韓国のり巻き）」「ミヨックク（わかめスープ）」「ペスク（梨のシロップ煮）」を調理し、韓国の食の世界を楽しみました。
　参加者からは、「座学で理解を深めた上で作る調理実習がとても楽しかった」「また別の国でもやってほしい」などの意見が寄せられたため、また次年度も別の国を取り上げることを検討しています。