椙山女学園大学 食育推進センター

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2014-07-01

第30回椙山フォーラム「食物アレルギーを考える」を開催しました

 6月14日(土)に、第30回椙山フォーラム「食物アレルギーを考える」を開催し、330名の方々にご参加いただきました。

 はじめに、あいち小児保健医療総合センター内科部長の伊藤浩明氏は、食物アレルギーの起こる仕組みや、原因となる食物を紹介するとともに、代表的な症状や、食物アレルギーかどうかを聞き出すポイントや診断方法などについて話されました。食物アレルギー対応の原則は、正しい診断に基づいた必要最小限の原因物質の除去を行うことです。伊藤氏はこの原則について、①不必要な除去は行わない、②アレルギー食品の表示を確認するなどアレルゲンとなる食品を確実に除去する、③食べられるものをたくさん見つける、④アレルゲンとなる食品であっても食べられる範囲まで積極的に食べる、という4つのポイントをふまえて分かりやすく説明されました。また「食べられる範囲」を正確に知るために欠かせない食物経口負荷試験について解説するとともに、緊急性の高いアレルギー症状が出た場合のエピペンの使用方法も紹介されました。

 認定NPO法人アレルギー支援ネットワークの寺倉里架氏は、管理栄養士の立場から、3大アレルゲンの特徴や、アレルゲンとなる食品の除去を行う場合に注意すべき点、除去により一部栄養素の不足などを代替食品やレパートリーを増やすことで補う方法などを説明されました。また、食べられる食材の幅を広げ、豊かな食生活を送るために、段階的に除去の解除を目指していく方法についてお話されました。

 その後の総合討論では、会場との質疑応答が行われ、盛況のうちにフォーラムは終了しました。

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