椙山女学園大学 食育推進センター

  • センターの紹介
  • 椙山女学園食育推進基本指針
  • 講演会・その他の活動
  • 関連リンク
  • 新着情報一覧
HOME > 新着情報[一覧] > 新着情報[詳細]
サイトマップ

2009-06-25

平成21年度椙山女学園食育推進センター講演会を開催しました

 6月20日(土)、平成21年度椙山女学園食育推進センター講演会を開催し、200名の方にご参加いただきました。食育月間(6月)に合わせて、開催3回目となる今年度は「食の安全・安心について考える」をメインテーマとして行いました。

 まず、今年度4月から、食育推進センター長にご就任された脊山洋右氏による「食育の勧め-健康への道しるべ-」の特別講演を行いました。講演では、オリーブオイルを多用する地中海式食事の効用を世界的レベルで検証した7カ国研究を中心に解説していただき、科学的に裏付けられた健康に良い食事を学ぶことの必要性、また、食材をおいしく食べるという食文化の原点に立ち返ることの大切さが示唆されました。

 シンポジウムでは、東海農政局 消費・安全部 消費・安全調整官の小笠原陽太郎氏と本学生活科学部教授の中村好志氏の2氏による「食の安全・安心」をテーマにした講演と総合討論を行いました。まず、行政の立場から、小笠原氏は「食の安全と消費者の信頼の確保について」と題して、「安全・安心な食品とは何か。」という考え方の基本を確認し、「食の安全と消費者の信頼確保」のための各種法制度、各省庁の役割、農林水産省が所管するJAS法を中心とした食品表示の具体的な事例について紹介していただきました。続いて、研究者の立場から、中村氏は「『食の安全・安心』の『安全』と『安心』は分けて考えよう」と題して、安全性を考える上でのポイント、最近の15年間で変わった安全性のシステム、BSEや遺伝子組換食品など「食の安全・安心の問題」の実例について取り上げながら解説していただきました。「消費者が食品を安心して食べるには、一人ひとりが、食品がどのようにして作られているかについて関心を持ち、どのようにして安全が確保されているかについて勉強し、また、購入する際に食品表示を見る習慣を付けることが必要であるという」という言葉で、講演が締めくくられました。その後、質疑応答を兼ねた総合討論を行ってシンポジウムを終了しました。

 今後も、食育推進センターでは、引き続き食育をテーマとした講演会等を行う予定ですので、皆さま是非ご参加ください。

 今回の講演会は、社団法人全国栄養士養成施設協会の共催、東海農政局、愛知県、愛知県教育委員会、名古屋市、名古屋市教育委員会、社団法人愛知県栄養士会の後援、味の素株式会社、大塚製薬株式会社、花王カスタマーマーケティング株式会社、カゴメ株式会社、株式会社ヤクルト本社の協賛をいただきました。この場を借りてお礼申し上げます。

090620syokukouen 054.jpg

ページTOPへ
Sugiyama 椙山女学園椙山女学園 食育推進センター