椙山女学園大学 食育推進センター

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2017-06-27

第36回椙山フォーラム「怖い!血糖値スパイク」を開催しました

 6月10日(土)に、第36回椙山フォーラム「怖い!血糖値スパイク」を開催し、325名の方々にご参加いただきました。
 はじめに、タニタ体重科学研究所名誉所長で日本生活習慣病予防協会理事長の池田義雄氏が2型糖尿病(以下「糖尿病」)を引き起こす血糖値スパイク(食後高血糖)に焦点をあて、健康診断で糖尿病と診断されない場合も、空腹時血糖値100mg/dl以上、HbA1C5.6%以上の場合は、健常な人と糖尿病の間の「境界型」として、血糖値スパイクがすでに始まっているため、あらゆる手段を使ってでも解消する必要があると話されました。その対策として、池田氏が提言したタニタ式6つの健康習慣『一無「禁煙」、二少「腹八分目の少食」「少酒の励行」、三多「多動(運動)」、「多休(休息・睡眠)」、「多接(ストレス解消、創造的な生活)」』についてご紹介いただき、最後に、糖尿病は予知・予防できる疾患としての認識を持つことが何よりの糖尿病対策になると、参加者に呼びかけられました。
 次に、本学生活科学部教授で食育推進センター長の内藤通孝氏は、食後の血糖と中性脂肪のスパイクを防ぐ運動について、血糖には食後の運動がよいことを前提とした上で、まだ定説のない中性脂肪スパイクも同時に抑制する方法として、血糖には強めの運動を、中性脂肪には軽めの運動を「食間」に行うことが効果的であり、日頃からこまめに体を動かすことが大切であると話されました。
 本学生活科学部助教の小多沙知氏は、血糖値スパイクを予防する食べ物と食べ方として、「食物繊維」と「低GI(グリセミックインデックス)食品」を予防効果のある食べ物として紹介され、ゆっくりよく噛む、糖質を後で食べる、3食しっかりたべるという食べ方の工夫も説明されました。
 参加者からは「食後の血糖値に注意を払う必要性を実感した」などの感想が寄せられ、最近注目されはじめた血糖値スパイクへの理解を深める機会となったようです。

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